渡辺仁の「原美術館」

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原美術館 渡辺仁 1938(1979改修) 東京都品川区

 

東京に美術館は数あれど、私がこれまで一番多く訪れたのは、この美術館だと思います。

美術館に行く、というとなんだか少しだけ身構えてしまうのですが、

この美術館には気の合う友人の家に遊びに行くような楽しさがあって

ついつい気楽に足を運んでしまいます。

 

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品川駅から歩いて15分程、

駅の雑踏を離れて、住宅街の中を歩いてたどり着くこの「原美術館」は

現代アートの美術館。

 

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もともとは、大正から昭和にかけて活躍した実業家・原邦造の自邸として、昭和13年に建てられました。

設計者は渡辺仁という建築家で、上野の東京国立博物館も設計しています。

この美術館のもつ独特の落ち着いた雰囲気は、

やはり元の建物が住宅だったことによるのでしょう。

中で現代アートを見ていると、少し洒落た友人の家におじゃまして、美術品をみているような…

そんな気持ちになったことがあります。

 

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80年近く前に建てられた住宅で、現代アートを見るのは、

不思議だけど、なんだか心地よい感覚です。

 

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ミュージアムカフェのイメージケーキ

 

併設されているカフェもまたすばらしく、

芝生の庭に面して席が並んでおり、東京の美術館とは思えないのどかな雰囲気があります。

このカフェにきてのんびりするだけでもいい。

屋内の席もありますが、気持ちのよい季節はぜひ、テラス席がおすすめです。

 

ちなみにこのカフェには、

企画展示中の作品をモチーフとして作られた「イメージケーキ」というケーキがあって、

毎回企画ごとに違ったケーキが楽しめます。

 

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お腹の中までアートで満たされたら、

充実したミュージアムショップでお土産を買い、

アートに感化されて、帰りの品川駅で普段は買わないようなポップな洋服を買って、

家に帰ってお土産を棚に飾れば、日常の一角に原美術館の空気を持って帰ることができます。

 

原美術館

 

また来ます!

 


原美術館

東京都品川区北品川4-7-25

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